2019.06.20これは酷い! 今、引きこもり自立支援サービスでトラブルが続発している
全国で54万人といわれるひきこもりの人たち。
家庭内暴力や非行に走る若者。
こうした深刻な悩みを抱える家族に対し、問題を解決し子どもの自立を支援するというビジネスが拡大しています。
しかし、一部の施設でトラブルが相次いでいることが明らかになってきました。
※20代の娘の自立を支援するという施設に預けたところ、アパートの一室に監禁され、1日一食しか与えられず、暴力を振るわれたとあります。
※不安でほとんど何も食べられない状態が1週間以上続き、今度は精神科病院へ。そこでは3日間、ストレッチャーに仰向けに拘束され、おむつを着用させられ、トイレに行くことも許されなかったという。
※無理やり自宅から連れ出され、軟禁状態に置かれた――。東京都にあるひきこもり自立支援施設の運営会社を相手に、元入所者の30代男性が2月、550万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。こうした民間事業者は一部で「引き出し業者」と呼ばれ、子どものひきこもりの長期化に苦悩する親が契約しているといいます。一方で、人権侵害の疑い、親子関係の断絶などの弊害があると批判も受けています。
家族の不安と焦りに付け込み多額の金銭を要求する悪徳自立支援団体が横行しているので注意が必要です。