＜支援内容＞
彼は実際に当センターでサポートさせていただきました。
「職場内でのいじめがあってから人と関わる事が嫌になった。」と家でも話していたと聞いたので、まずは少しでも人と関わることに慣れるように担当スタッフ3名で対応して様子を見ることにしました。
最初はやはり口数も少なかったのですが、毎日違うスタッフと話すことによって段々と会話のキャッチボールが出来るようになっていきました。
彼は以前に料理を習っていたこともあり自炊を毎日していて、調理の手際がとても良く、逆にスタッフが彼に料理の手順を教えてもらいながら一緒に調理して食事を摂ることもありました。
短時間でも毎日必ず話す時間をとってコミュニケーションを重ねていき、今も他人と話す際にはまだ少し緊張してしまうとのことですが、彼はその腕を活かし、現在はレストランのキッチンで正社員として働いています。

＜支援内容＞
お引取りの際「両親に捨てられた」と泣いていましたが「友達になりましょう」とお伝えするとびっくりした顔をしていました。すでに友人と連絡を絶ってしまっていたＹさんにとって、一人で悩んでいることが苦しかったそうです。
こちらの支援を伝えると、不安そうでしたが「一緒にいてくれるなら・・」と一歩を踏み出してくれました。
どこに行くのもスタッフと一緒に行動することで外出も嫌がらなくなり、「○○に行きたい」と意見を言ってくれるようになりました。外出先で色々な仕事を見ながら『やってみたい仕事』を探しました。
「嫌だったら次に切り替えたら良い」と伝え面接に臨むと、採用が決まりました。
不安でしかたがないという様子でしたが、前日にスタッフと前夜祭？を行い不安を和らげ初出勤に備えました。
休憩のたびにメールが入り不安をこぼしていましたが、数日すると「話せる人が出来た」と嬉しそうに報告してくれました。
現在はトリマーの資格を生かした仕事に就き毎日ペットショップで頑張っています。